皆さんこんにちは^^*
名古屋市瑞穂区弥富通のオオヤ歯科医院です!
インフルエンザが猛威を振るっていますが、皆さん体調は大丈夫でしょうか?
寒さが一層厳しくなりますが、お体にお気をつけてお過ごしください。
さて、今日は前回の投稿で誤嚥性肺炎を起こしにくい食事の仕方で「とろみをつける」とあったと思いますが、食事にとろみをつける時のポイントをお伝えします。
まず食品へのとろみをつけるには、とろみ剤を使用します。
とろみ剤は粉末状のもので、食品と混ぜることでとろみをつけることができます。
とろみの濃度は3種類あり、嚥下能力によって適切な濃度が違うので、医師や歯科医師、言語聴覚士、管理栄養士と相談して決めるのが良いです。
とろみの濃度
①薄いとろみ
主に軽度の嚥下障害の方にもちいられます。とろみがついていることがあまり気にならない程度の濃度で、スプーンを傾けるとすっと流れるくらいです。ストローでも簡単に吸える程度なので、飲み込みも容易です。
②中間のとろみ
とろみがついていることが明らかに感じられる濃度で、スプーンを傾けるととろっと流れ落ちるくらいです。中間のとろみはストローで吸うとやや抵抗があります。
③濃いとろみ
重度の嚥下障害の方に用いられることが多いです。ケチャップのようにドロッとしているので、とろみがついていることが明らかに分かります。スプーンを傾けても流れにくく、形状がある程度たもたれます。ストローで吸うのは難しい粘度です。
とろみのつけ方
①食品にとろみ剤を入れ、すぐに30秒ほどかき混ぜます

②溶かしてから2〜3分でとろみの状態が安定します

③とろみの強さや温度を確認してからお召し上がりください

混ぜる時の注意点
ゆっくりとかき混ぜてとろみの状態を見ながら粉を加えたり、1度とろみのついたものに後からとろみを加えると、混ざらずにダマになってしまいます。
とろみ剤を入れたら、すぐにかき混ぜるようにしてください。
また常に同じとろみになるように、同じスプーンやコップを使うと分かりやすいです。
とろみとはどんなものか、つけ方を詳しく知りたいという場合はスタッフに気軽にお声掛けください。





