皆さんこんにちは!
名古屋市瑞穂区弥富通のオオヤ歯科医院です。
夏本番が近づいてまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて本日は、口腔機能低下症を改善するための口腔トレーニングについてお話します。
口腔機能低下症とは、口腔内の「感覚」「咀嚼」「嚥下」「唾液分泌」等の機能が低下している症状です。
しかし、トレーニングによってある程度、改善することが可能です。
☆お口周りや舌の筋肉をトレーニングする方法
[頬の体操]
頬の体操は、頬の筋肉を強化し、口腔機能をサポートする効果があります。
方法は簡単で、頬を大きく膨らませた後、すぼめる動きを繰り返します。これを毎日数回行うことで、頬の筋肉が強化され、食事中の噛む力や飲み込む力が向上します。
[舌の体操(舌圧訓練)]
舌の体操は、舌の筋力を強化するための訓練です。
1.舌を左の頬の内側に強く押しつけ、その際に外側から押さえます。
2.舌で抵抗するように頬の内側へゆっくり10回押しつけます。
3.これを右側でも同様に行います。
この訓練は、舌の圧力を高め、飲み込みをスムーズにする助けとなります。
[パタカラ体操]
パタカラ体操は、発声を通じて口腔機能を鍛えるエクササイズです。
「パ」「タ」「カ」「ラ」といった音を発声することで、唇や舌、顎の動きを強化します。
各発音を8回繰り返し、2セット行います。定期的に続けることで、発音の明瞭さや飲み込みの能力の向上が期待できます。
今回は、口腔機能低下症を改善するための「お口周りや舌の筋肉をトレーニングする方法」についてお話しました。
ご高齢になると口腔機能低下症に悩まされる方が多くなるかと思いますので、日頃からしゃべりにくさを感じている場合には、今回紹介したトレーニングを試してみてください。
より詳しく知りたい方は、当院スタッフまでお声がけください。