皆様こんにちは。
瑞穂区弥富通のオオヤ歯科医院です。
朝夕の冷え込みを感じる季節となりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
さて、今回は誤嚥性肺炎は食事のしかたについてお話しします。
気を付けることである程度の予防が可能です。
誤嚥性肺炎は飲み込む力が弱くなっていることも原因の一つですが、実は誘発しやすい食事が存在し、高齢になるにつれて注意が必要です。
誤嚥性肺炎を誘発しやすい食事をご紹介します。

①サラサラした水分
水やお茶といったサラサラしている水分は粘度がなくスッと流れていってしまうのですぐにむせてしまう方は、水やお茶を控えてとろみがあるゼリー状のものがおすすめです。
②水分が少ない食べ物
水分には注意が必要ですが、パサパサしたパンやクッキーやいも類など口の中でうまくまとまらない物は、少量の水といっしょに食べるのがおすすめです。
③バラバラしていてまとまらない食べ物
タコ、イカ、レンコンなどのような物は、飲み込みにくい食べ物です。
ピーナッツやごま、大豆なども注意が必要です。
◎誤嚥性肺炎を起こしにくい食事のしかた
誤嚥性肺炎を防ぐためには、メニューだけではなく食事の方法に気を付ける必要があります。
①食事にとろみをつける
主食はおかゆにすることや、おかずでバラバラしてしまうようなものには、とろみをつけると飲み込みやすくなり、誤嚥のリスクを軽減できます。
パンの場合も牛乳と一緒に煮込んだパンがゆにすること、麺類はくたくたに煮込んで歯茎でもすりつぶせるくらいの硬さにするのがおすすめです。
そぼろや根菜などはそのままでは飲み込みにくいため、しっかり煮込んだ上でとろみをつけて飲み込みやすい状態にするとよいでしょう。
②誤嚥しにくい食材を選ぶ
誤嚥しにくい食材としては、口の中でまとまりやすいある程度粘度のある以下のような物がおすすめです。
⚪︎プリン
⚪︎茶碗蒸し
⚪︎ポタージュやシチュー
⚪︎ヨーグルト
⚪︎とろろおかゆ
⚪︎煮込んだうどん
⚪︎温泉卵 など
③食べやすい形にする
食べ物は、出来る限りつぶしたり柔らかく煮たりして、食べやすい形にすることが重要です。
また、異なるかたさの食べ物を一緒に食べると、飲み込みにくさが増すため、異なる食材をまとめる場合はかたさが均一になるよう気をつけましょう。
小さく一口で食べられるように調理すると、前歯の力が弱い方でも食べやすくなります。
④姿勢を整えて食べる
食べる際の姿勢にも注意が必要です。
背筋を伸ばし、椅子にしっかり腰かけて座ることで、誤嚥を防げます。
背中が丸まっていたり、よく噛まないで飲み込んだりすると、誤嚥の危険性が増すため注意が必要です。
食べるときの姿勢は自分では気付きにくい部分でもあるため、家族や周囲の人が注意して確認するようにしましょう。
⑤食べるスピードにも注意
食事をする際は、ゆっくりと、しっかりと咀嚼しながら食べることで、誤嚥性肺炎を予防することにつながります。
誤嚥性肺炎を未然に防ぐには、口腔内のケアが非常に重要です。
自宅から出られない方のために、訪問歯科も行っています。
興味がある方は是非お気軽にお問い合わせください。





